元麻布の中華店「對馬」。現在2年以上待ちのいわゆる予約困難店。本日は貸切会にお声いただき参加させてもらった。あざす!
場所はブルギニオンの近く。
シェフ:對馬健一さん 元航空自衛隊でパティシエ経験を持つ異色の経歴を持つ中華料理人。新富町の中華の名店「フルタ」で研鑽を積み、独立を果たす。
店内はカウンター席のみ。
この時期は上海蟹のコースということでおまかせ50,000円。
以下、いただいた料理。
・白トリュフの上湯スープ とにかく白トリュフの香りと旨味が力強い。一口目からガッツリと胃袋を持ってかれる感覚。
・鱈の白子の揚げ物 揚げた鱈の白子、胡麻のソース、素揚げした桜海老、辣油。フリットにした白子旨味、海老の香り、辣油など王道で堂々たる中華としての旨さがある。
・キャビアの冷製ビーフン 使うキャビアはセヴルーガキャビア。通常のキャビアよりも濃厚で卵の味わいが濃い。ビーフンは固茹で。なんとも縁味が良いじゃないの。
・松葉蟹の春巻き 高温の脂で揚げるというよりも低温ぎみの油を何度もおたまでかけて揚げていた。
中はぎっしりと蟹の身だけでなく蟹味噌も詰まっている。てかほぼ蟹だ。
・上海蟹の紹興酒漬け ちゅうちゅう吸い付く。雌の濃厚な味わいを紹興酒と共に堪能。
・モウカザメのフカヒレのステーキ パリパリになるまで焼かれたフカヒレステーキににツバメの巣、蒸して炒めた上海蟹、濃厚な上湯スープが絡む。旨すぎる。
味変で黒酢を入れると濃厚な中にまた酸が綺麗に調和する。
・漢方豚の紹興酒焼きとトリュフご飯 これワンバンで夢の豚丼完成。 最高じゃないの。
・上湯ラーメン 金華ハム、鶏、水で作られる上湯スープは旨味に富み、生姜や海苔がまた絶妙なアクセントと奥行きをもたらす。
澄んでるがしっかりと金華ハムによる骨太な旨味もある。素材が高級なのでとても世間のラーメン屋じゃ出せない味。うますぎる。
・イチゴのジェラート マスカルポーネチーズとフロマージュブランを使ったジェラート。 あまおう(苺)のソースとフレッシュなあまおう。せとかとライムの皮を削って。
ビール、ボトルでお会計は77,000円。
一品一品旨味が強い為、コースのテンポもいい。贅を尽くしたコースだが決して食材頼りではなく味、香りのバランスと見事な手腕。食べれば誰しもが唸る王道の高級中華料理でし...
Read more隠れ家感のある立地と料理の丁寧さが印象的だったので、率直な感想をフランクかつ丁寧にまとめます。
まずお店の雰囲気ですが、六本木駅から歩いて10分ほど、住宅街の中にひっそりと入口があって「この先に本当に料理の名店があるのかな?」と少しドキドキさせられる立地。店内は席数も少なめ、カウンター中心で、照明が落ち着いていて静かな夜にぴったり。ゆったりと会話をしながら料理を楽しみたい気分の時に、期待を持って入れる雰囲気でした。 
料理は「おまかせコース」をお願いしました。最初に出てきた一皿から“あ、これはひと味違うぞ”という感覚があって、たとえば上湯(シャンタン)をベースにしたスープの透明感とコク、旬の魚介を使った皿の素材の良さがしっかり伝わってきました。  特に「スープ一口目」が印象に残るというレビューも見かけたんですが、自分もその一口で「この店、ちゃんとしてるな」と感じました。 
中盤から出てきた皿では、甲殻類や貝類、高級な素材を使った料理が次々に登場。味付けも濃すぎず、素材の風味を活かす方向で考えられているな、という印象。器や盛り付けも美しく、視覚でも楽しませてくれました。接客も良くて、料理の説明を受けながら「次はどんな皿かな」とワクワクしながら進められたのも好印象でした。
ただ、ひとつだけ率直に感じたことを言うと、価格帯がかなり高めであること。調べたところディナーの目安が数万円〜という情報もあるようで、料理の完成度・雰囲気を考えれば納得できるところではあるものの、「気軽に立ち寄る」というには少しハードルが高めかも、という印象を持ちました。 ...
Read more🍽️元麻布の對馬🍽️
2回目の訪問となった元麻布の「對馬」で、贅沢な松茸コースを心ゆくまで堪能しました。コースの最初は、鮑の上にウニを重ね、さっぱりしたジュレをかけた一品からスタート。ウニと鮑の組み合わせが絶妙で、ジュレの酸味が鮮やかに引き立てていました。
続く2品目の鰻料理は、表面はカリカリ、中はふっくらと柔らかく、まさに絶品。鰻ならではの食感と風味を存分に楽しめました。
3品目にはヨーロッパ産と中国産のキャビアが登場。それぞれ異なる特徴がありましたが、中国産のキャビアの柔らかな甘みが特に好みでした。
4品目の松茸の天ぷらは、2種類の産地の松茸が用意されており、香りが豊かで大きく開いた松茸と、ジューシーで柔らかい丹波産の松茸を楽しめました。
次に紹興酒で調理された上海蟹が登場。蟹味噌の濃厚な風味と、瑞々しい蟹の身のフレッシュさが際立ち、シンガポールで食べた上海蟹を思い出させる美味しさでした。
青鮫のフカヒレは、提供された瞬間からその美しい金糸が際立っていて、ゼラチン質が少ないため、プリッとした食感が最高でした。続いての豚の角煮は、甘さ控えめで、丁寧な味付けがなされており、しっかりとした味わいながらも口当たりが良かったです。
ラストのメインに近い8品目には蟹チャーハンと麻婆豆腐が登場。蟹の旨味が広がるパラパラのチャーハンと、辛さ控えめの麻婆豆腐が見事なコンビネーションで、別々でも、合わせても美味しさを堪能できました。
締めに提供された松茸ラーメンは、透明なスープに松茸の芳醇な香りが漂い、程よい太さの麺がスープによく絡み、夢中で完食しました。
最後のデザートで、この豪華なコースを締めくくり、終始幸せな時間を過ごすことができました。
隠れ家的な雰囲気の中で、季節の食材をふんだんに使った対馬のコース料理はまさに贅沢の極み。また再訪したいと思える素...
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