クエビコというのは、今でいう山や田の案山子のことであり、この神は歩くことはできないが、天下のことを知り尽くしている神である。となります。
ご由緒にある通り、膨大な知識を誇った神、ということが古事記からでも一目瞭然です。
一方で、歩くことができない案山子なのに、知識の神? という率直な疑問もわきます。このような神様の説明があることも、古事記では異例。天下のことを知り尽くしている、ということは尋常ではないし、田はともかく山に案山子? ということで、実は案山子というのはタタラの暗喩であり、製鉄で権力を掌握した、オオクニヌシ以前の葦原の中つ国の王こそがクエビコ、という説もあるようです。元王だから何でも知っている、と。
ただし、案山子に零落した(片足にされ、動けなくなった)ところから見ると、蹴下ろされた感があります。そうすると、それをオオクニヌシの仕業とするには、オオクニヌシの性質とは若干イメージが異なります。どちらかというと、後年の高天原による葦原中国平定におけるタケミカヅチみたいな方がフィットするかと。。
このオオクニヌシとの会談も、スクナビコナの名を知るためという名目と同時に、国造り前の葦原の中つ国の統治権をクエビコからオオクニヌシに継承するということを示唆しているのかもしれません。
ともかく、極めて知識の豊富な神様であることは間違いありません。クエビコをお祀りしている神社は全国でも意外と珍しく、有名なところでは、この大神神社末社と、久氐比古神社(石川県鹿島郡中能登町)あたりとも言われています。その分ご利益も大きそう。
大神神社そのものでオオモノヌシ(配神のオオクニヌシとスクナビコナ)に、摂社の磐座神社でスクナビコナと会い、ここでくえびことも出会える、まさに古事記世界の国造りのフルキャスト。
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御祭神:久延毘古命(くえびこのみこと)
『知恵の神様』 古事記に「足は行(ある)かねど天下の事を、ことごとに知られる神」とあり 物知りで世のことならなんでも知っているという案山子 身体が一部崩れていて歩けない。友達は蟇蛙(ひきがえる)。 国造りの途中、大国主神(おおくにぬしのかみ)の元に小さき神が現れ、この神が何者なのか誰もわからなかったが、久延毘古命は知っていて少名彦神(すくなびこなのかみ)のことを説明した。」とも
田や農業の神様であり 各種受験合格・入学・進学・学力向上・就職等の安全をお護り下さる神様として信仰が篤いです。
愛らしい梟🦉「知恵ふくろう」が奉納されています。 「ふくろう絵馬」が沢山掛けられています。
社務所前にある場所から桜井市街が見渡せるます。 大神神社の『大鳥居』も見えました。
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