横浜の山下公園は、東京から少し足を延ばすだけでまるで旅に来たような気分を味わえる特別な場所です。私は日本に住み始めてからいろんな公園を訪れていますが、ここほど「海と緑と人の生活」が一体になっているところはなかなかないと思います。初めて来たときは、有名な氷川丸や赤い靴の女の子の像、噴水広場に咲き誇る花々に目を奪われました。それからというもの、季節を変えて何度も足を運んでいます。
春には色とりどりのバラ園が華やかで、横浜市がしっかり手入れしているから一年を通して花に恵まれているのも魅力です。ベンチに座って海を眺めると、潮風と一緒に花の香りが漂ってきて、本当に贅沢な時間が流れます。夏は太陽の光が強いので、朝や夕方に訪れるのがちょうど良いですね。海風が思ったより涼しくて、ひまわりや芝生の緑と一緒に夏らしさを全身で感じられます。秋から冬にかけても、澄んだ空気と夜景が美しく、マリンタワーや大さん橋、ベイブリッジがライトアップされる光景は何度見ても飽きません。
ここでは散歩やジョギングをしている人、カップルでベンチに座って静かに海を見ている人、観光で訪れた家族、音楽を奏でる人まで、本当にいろんな人の時間が重なっています。朝の公園は特に好きで、ランナーが行き交い、犬の散歩をする姿があって、のんびりした雰囲気の中に少し活気も感じます。夕暮れ時には空がオレンジから群青に変わっていき、その景色を見ながらただぼんやり過ごす時間が何より贅沢です。
中華街がすぐ近くにあるので、散歩のあとに立ち寄って食事を楽しむのも定番の流れ。食べ過ぎたときはまた公園を歩いてお腹を落ち着かせています。横浜らしい開放感と港町の雰囲気を同時に味わえるので、旅行で訪れる人はもちろん、地元の人にとっても大切な憩いの場になっているのがよく分かります。私にとっても、東京の喧騒から少し離れて心をリセットできる大切な場所になりました。
花に囲まれて散策したり、潮風を浴びながら水平線を眺めたり、夜はきらめく港の明かりに浸ったり。訪れる時間帯ごとに表情が違うのも魅力で、「今日はどんな景色に出会えるかな」と楽しみにしながら行くようになっています。横浜に住んでいなくても、ここに来るだけで横浜の空気を全身で感じられる、そんな公園です。日本に移住してきてからの私のお気に入りの場所のひとつとして、これからも...
Read more2024/12中旬
昔、暗い時間帯に良く行ってましたが、明るい時間帯に来たのは初めて! 秋薔薇には遅すぎましたが、所々咲いており、秋薔薇の少なさをサポート?するかのように、季節の花も植えられていました。
時期的に潮風が冷たかったですが、日頃の疲れが吹っ飛ぶと感じた景色。 散歩やランニングをされてる方、修学旅行生、ピクニックされてる方やスケッチされてる方など、色々な楽しみ方をしている人間模様も参考になった時間。
山下公園の後は、中華街に行った為、私は利用しませんでしたが、何台かキッチンカーも来ていました。
ゴミ箱が見当たらないのに、ゴミが落ちておらずキレイだな!と、思ってたら、清掃されてる職員さん?が居たからなんですね。 ご苦労様です。(利用されてる方達がゴミの持ち帰り意識が高いのもあると思います)
私個人的に1番癒されたのが、すずめちゃん達でした。昔はちょこちょこ見かけていたのに、ネットで調べてみると、絶滅危惧種の年間減少数を超えてる可能性があるとの事! 都市化や気候の変化など色々な理由があるようですが、山下公園のすずめちゃん達はいつまでも癒しの存在で居て欲しいと...
Read more山下公園の未来のバラ園のところが沈床花壇となります。160種1,900株を超えるバラが一面に咲き乱れる姿は、撮影がとても楽しいです。観光客の人をはじめ、色々な人が花や花壇の撮影を楽しんでいます。この沈床花壇ですが、脇にある説明文を見ると、 「この歌壇がある場所は、山下公園が開園する以前は、フランス波止場あるいは東波止場と呼ばれる船着場があったところです。幕末の横浜港には、このフランス(東)波止場と、現在の大さん橋ふ頭のあたりにイギリス(西)波止場があり、多くの船が行き交っていました。また、明治期には、日本最初のボートハウスがこの付近に開設され、外国人がボートレースや水泳大会を盛んに行い、海洋スポーツの拠点にもなっていました。1930年(昭和5年)の山下公園開園当初は、臨海公園を特徴づける施設として、ボートベイジン(船溜り)が建設されていました。その後の1955年(昭和30年)ごろ、ボートベイジンは埋め立てられ、現在のような歌壇になりましたが、海水取り入れ口は今も残り、開園当初の面影を見ることができます。」 とありました。港町横浜を感...
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