長野善光寺境内入口にお店を構える、創業元禄15年、300年以上営業を続ける老舗蕎麦屋さん。(そばを提供するお店になったのは明治時代) 大門町善光寺交差点西側角地の屋号とおりの場所。 現在の店舗は明治初期の土蔵造りをいかした建築物となっている。 参道を進み境内手前。 「さあこれから善光寺参り」とその前にすごく趣のあるお蕎麦屋さんに惹かれて入店。 「老舗」「外観の厳かさ」のイメージはお店に入ると一転。 店員さんに「お好きなお席のどうぞ。」といい意味でこちらが身構えない軽い接客。 いつでもふらっと入れる気楽なお店でした。 店内はやはり老舗感があり奥の蔵が厨房になっているのかな。 2階以上も客席があるよう。 すぐに「蕎麦茶」の提供。 これがまたほっとさせてくれる。 特製手打ち「さらしな」、冷酒「西ノ門」「野沢菜」を注文。 先に提供された野沢菜を摘みに冷酒を。 お酒のともの「醤油豆」も美味しく、野沢菜の塩加減もちょうどいいので、飲みやすい「西ノ門」がすすむ。 そしてお蕎麦。 思ったよりボリュームあります。 蕎麦の香りとしては弱めかなと思うが、出汁につけ食すと、スルッと入りとても食べやすい。 一杯軽くいけちゃいました。 最後に蕎麦湯でこれもよかった。 観光客が多いのだろうけど、地元のお客もいらしているようでした。 老舗ながら落ち着けて、身構えないでいられるお店でした。 お酒の「西ノ門」の酒蔵は、この「大丸」さんの創業家関係らしいですね。