Kappou Miyako — Restaurant in Tokyo

大正時代創業、深川めしの老舗みやこさん。

最近この近くにある猫医療センターへよく出かけることがあり、久しぶりにみやこさんへうかがってみようかなと思い、土曜日に訪問。

運がいいのか悪いのか、この日は都心に雪が舞う極寒の日。 傘をさし、身震いしながらお店につくと、案の定というかお客は我々のみ・・・

幸い、店内は暖房効果が多少はあり、外よりははるかに暖かい。 とはいえ、この店は広く、間口と食事処との敷居が無いので、熱はどんどん逃げてしまう。

というわけで、最初の注文は熱燗１合。 なぜかというと、それなりに寒いので２合注文してもすぐに冷えてしまうからだ。

食事の注文は 深川めしセット：１９８０円 深川めし＋お刺身セット：２９７０円 アサリのかき揚げ：１９８０円 関東風厚焼き玉子：７７０円

以上の４品。 以前よりだいぶ値上がりしていた。

ちびちびお酒をいただいていると、お客が来店。 だが、この日はおそらく私たちを含むこの２組だけだろうと思う。

この寒さの中、わざわざ出かけようとする人はいないだろう。

深川めしはせいろタイプとおじやタイプがあるが、この店はせいろタイプ。 私はこちらの方が好きだ。

わっぱの中のご飯の量はご飯茶碗１膳半ほどあり、小鉢が２つほどつく。 単品注文したアサリのかき揚げは結構大きく、２人でちょうどよい感じだ。

追加でお酒を１合お願いした時、偶然にも”ふれだいこ”がやってきた。

これは１月場所の前に、取り組みを知らせる伝統行事で、幕内の取り組みを店先で読み上げるものだが、非常に珍しく貴重な体験ができた。

さすが創業約１００年。 この先の...

以前から気になっていたお店。 ちょうど昼時の森下駅。初めての訪問でした。 老舗とは言え森下に観光客は無く、12時過ぎの訪問でしたがご近所の会社の接待客が数組とお馴染みさんらしき方々ぐらいて待ち時間無く着座出来ました。 お店の看板でもある「深川めしセット」をいただきました。内容は、せいろ蒸しの深川めし、煮凍り、鮪の煮物、お吸い物、新香。 江戸前と言うと江戸前天丼に代表される様な強めの味付けを連想するが、みや古の味付けは何処となく京風な印象でしっかりと出汁で素材を生かした味に大満足。 お吸い物はまさにその象徴的な味。何杯もおかわりしたくなる良質の鰹出汁で具材はお麩だけでも充分。むしろシンプルなお麩が出汁を殺さない。深川めしは一度釜て炊き上げ、 オーダーごとにセイロに移し暖かく蒸し直ししたもの。釜で炊いているからおこげもあり でたっぷりな浅利と薄口の味付けが絡み合う上品な深川飯に仕上げている。煮凍りもおそらく浅利の出汁かも知れない。固さも適当で箸休めと言うよりも口付な存在。箸休めはマグロの浅い佃煮もしくは甘辛煮。しっかりと味が染み込んでいてマイルドな深川めしの相方にぴったり。漬物はおそらく自家製の糠漬けの様だ。糠の香りがしっかりと大根に浸みていて、唯一この漬物だけが塩味の強さ何際立っていたが、今年の夏の暑さでなま物だから仕方ない。 お昼にこれだけの質の高い料理が1980円とは何とも破格の値段。 店内を見渡すと壁書に興味をそそる料理が沢山あるので次回は17時からの夜...

数年前の夏のことです。 わたくしが当時、学生だった頃 深川怪談縁日というイベントに行った後に こちらの深川めしを食べたくて沢山頼んで 美味し過ぎてお腹いっぱい食べた後のことです。 夏の暑さと疲れでなのか体調を崩してしまい お店の廊下の長椅子で動けずにいました。 すると、大丈夫ですか？と声をかけて下さったのが男性の方で、今思えばもう閉店過ぎていたのだと思います。 わたくしは、すみません。すぐ出ますので。 と言ったはいいもののフラフラで中々動けずにいました。 さすがにお店に方に迷惑すぎると思い、父に迎えに来れないかと聞いていたところです。 お店の方が、他県にも関わらず最寄り駅まで来ていた父のところまで付き添って送ってくれました。 今思えば、本当にご迷惑しかかけておらず 本当に酷いお客だったと思います。 あの後何度か足を運んだのですが、 営業中で中々お礼など言い出せず この場をお借りして残させていただきます。 あの時は、本当にご迷惑おかけしました。 心からありがとうございました。 あの時学生だった私は、去年結婚しました。 今度は旦那さんと一緒に足を運ばせていただきます。 その時は今度こそお声かけさせてください。

写真は、当時撮っておいたものです。 載せさせていただきます。 どれも絶品、とても優...