13時43分に到着。 建物全体に足場がかけられていて、残念ながら看板を全部見ることはできなかった。 昼時を外して訪問したが、店の前には15人程度の並び。 食券は店の入り口前、5～6番目の表示があるのでそのタイミングで購入する。 今回はラーメンに味付煮玉子としょうがを追加して980円。 ラーメンがデフォルトで880円。 これでも値上げしたそう。 ぶた増しをしようかと思ったが、2日連続で二郎なので控えよう。

店員さんから事前に食券を見せてくださいと声がかかるので、手持ちの食券をすべて見せる。 14時17分に着席。 残念ながら前のロットには入れなかったので先頭でコールになるだろう。

ここで気づいたことがある。 何か違和感があるなと思ったが、ここの店主さんと助手さんはずっと話している。 窓から店の前の通りを歩く人たちを見て、想像で話を進めていく。 客は通りに背を向けているので、通行人を見られない分、すごく気になってくる。 そんな会話を聞きながら、コールの時間がやってきた。 いつも通りヤサイ、ニンニク、アブラ。

14時25分に着丼。 色が付いたアブラが食欲をそそる。 早速ヤサイとアブラを合わせて食べていく。 アブラには肉の繊維も少し混じっている。 ヤサイはちょうどよいゆで加減でバランスタイプ。 卓上にはカエシのボトルとコショウ、唐辛子があるので安心。 ブタは赤身がほとんどだが、よく煮込まれていてホロホロと崩れる。 味染みもよく抜群に旨い。 やはり増せばよかったかと思うが、少しくらい余韻を残しておいた方がいいというものと勝手に折り合いをつける。

ブタにしょうがをのせて食べるとさっぱり食べられていいなと新発見もあった。 ニンニクがフォーカスされるが、二郎にはしょうががやはり合うと個人的には思っている。 もっと提供する店舗が増えてくれたらうれしい。

スープは微乳化でブタの出汁とカエシのバランスが素晴らしい。 ごくごくと飲みたくなるくらいレンゲが進む。 これは出会ってしまったかもしれない。 個人的に二郎トップ3に入るくらい好み。

それに加えて麺がいい。 ほどよい固さのゆで加減ですすりやすさと噛みごたえが両立している。 少し芯がありそうでもちっとした食感がたまらない。 すべてが好み過ぎて、無我夢中で食べる。 後半はニンニクとしょうが、コショウ、唐辛子で味変。 これは最高にはまる。 煮玉子も和風の出汁を感じられる味付けで、半熟気味で旨い。 黄身のねっとりした部分がスープによく合う。

麺を食べ終えた後も名残惜しくてスープを飲んでしまう。 ロットの先頭だったので時間にも余裕がある。 水を飲み干した後もついついもう一口スープを飲んでしまった。 体に悪いと分かっていても飲んでしまう凶悪性があるスープだ。

口内の余韻を楽しみながら退店。 旨い二郎、好みにはまる二郎を食べると、あんなに量があってもスッキリしているから不思議だ。 むしろ爽快感や恍惚感が大きい。 ここまで足を運ぶだけの価値がある一杯でした。 ご馳走さまでした。