5月末頃に訪れる。最寄りの市バス停留所「北野天満宮前」から細い御前通を南へ150mを2分歩けば西側に大きく新しい建物が見える。 建物の北側に通路があり、奥へ行くと無料の駐車場と駐輪場がある。 京都佛立ミュージアムは、ここから東へ300m先の一条通と相合図子通(中立売通)交差点の北東に在る本門佛立宗・宥清寺が法華宗の宗祖日蓮と開導日扇を顕彰する為に、京福電気鉄道(嵐電北野線)の北野駅の跡地に紆余曲折があった後の2012(平成24)年に建てられた仏教法華宗系博物館。 私設博物館としては敷地が広く、1階フロアが展示コーナーと物販コーナーと読書室で占められてる。入場は無料。
2024年9月8日まで「台湾と日本展 台湾に遺るリップンチェンシン(日本精神)」を開催しており、期間中は玄関にポスターと垂れ幕が飾られてる。 中に入るとロビーから台湾名物の観光夜市門等で雰囲気を盛り上げる。 注目度の高い展示は八田與一の功績に関する事物であろう。私事だが2月末に台湾省台南市の奥地にある烏山頭水庫(ダム)へ行っており、そこには八田與一記念館と墓に寄り添う等身大像と旧宅があった。ミュージアムにやや小さめの彫りの拙いレプリカ像が現地写真と共に展示されてる。 他には、宮沢賢治とブラジル移民のリップンチェンシン等を少し扱う程度。
ロビーの北側に展示されてる、ミュージアム周辺の北野天満宮から宥清寺までの縮小市街模型と昭和時代前中期の白黒風景写真パネルが秀逸。 縮小市街模型には、1961(昭和36)年に廃線になった京都市電北野(堀川)線の車両と同時に撤去された北野車庫、1958(昭和33)年に廃駅になった嵐山電気鉄道(京福電気鉄道の嵐電北野線)北野駅と近くの北野白梅町駅でかつて見られた嵐電旧型車両、昔の北野天満宮の一の鳥居(現在は今出川通北側へ移設)と消滅した下ノ森参道がミニチュアで再現されていて懐かしい風景を呼び起こす。
下ノ森参道とは、北野天満宮の今出川通の南側に広がる南神苑の森(下鴨神社の糺ノ森みたいな神社領)の中を貫通していた小径で、今出川通以北の北神苑の上ノ森と対応して下ノ森と呼ばれたのが由来。 一条通から北方向へ始まる参道には一の鳥居が存在していて1961(昭和41)年に今出川通北側へ移設され、ミュージアムから東へ300m先に建つ「新建石鳥居碑」が面影を残してる。 移設前の一の鳥居の東側には京都市電「下の森」電停が存在していた。 一条通から南方向へ始まる細い相合図子通は、別名が下ノ森通と今も呼ばれてる。 参道と南神苑の残滓は京都府警上京(旧名は西陣)警察署と付属の北野寮に変わり現在は消滅した...
Read moreHorrible experience. Went it to have a look and they didn’t let me browse the reception or exhibition and asked me to leave cause it “wasn’t open”. I went at 2pm on a Tuesday. Don’t...
Read more京都は完成された都市である。 変化の激しい情報化社会の現代、マイナーチェンジはしつつも蓄積された歴史と伝統を引き継ぎ維持している。その姿勢に現代人は安らぎを覚えて魅せられ訪れずにはいられない。 しかし京都の多種多様な魅力を伝え場所は数多く、訪れる者は選択に頭を悩ませる。 そんな訪問者の気持ちを掴むためには、どうしても突出した特徴は欠かさない。 2025年6月22日まで「真説・坂本竜馬展」開催。貴重な竜馬直筆の手紙が展示。 展示数多くなく、広くもない。 ちょっと寄って覗くくらいの気持ちで気軽に入れるのは無料で公開してくださっているから。 そういう施設があるのも京都の懐の深さ。 唯一言わせていただくことがあるとしたら、訪問者に紙にアンケートを求めること。ペーパーレスが求められる現在、デジタルでもデーターは取れるのでは? オリジナルグッズコーナーもあり、クレ...
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