京都嵯峨野エリアにある「鹿王院(ろくおういん)」は嵐山・渡月橋から徒歩約15分の距離。天龍寺や嵯峨野の竹林などの人気スポットとは少し離れた場所にあるためその存在を知らない人も多く、紅葉トップシーズンでも比較的落ち着いて拝観できる寺院です。
周辺が住宅街のため、観光客の往来もそれほど激しくない「鹿王院」の周辺。そこに見えてくるこぢんまりとした山門が鹿王院への入口です。開基は足利義満という「鹿王院」の山門、その扁額には義満本人の筆で「覚雄山」と書かれています。
600年以上も経過した古びた山門。そこから覗くまっすぐな参道が視界に入ればググッとテンションが上がること間違いなし!
門をくぐればいきなり見どころに突入します。この参道の美しさを見るだけでも足を運ぶ価値あり!頭上には赤い紅葉のトンネル、そしてまっすぐ伸びた石畳とその脇を彩る苔のじゅうたん。
例年11月下旬が紅葉の見ごろですが、最盛期の美しさは言葉を失うほど。前述の通り、住宅街にある「鹿王院」の周辺には騒音の源となるようなものがなく、その静寂さも手伝ってなんとも贅沢な空間を堪能することができます。
参道のあまりの美しさについつい足止めを食ってしまう観光客も多数!帰り道も同じ参道を戻ることになりますが、逆からの眺めも楽しみになってしまう、そんな参道をじっくり味わいながら奥へ奥へと進んでいきましょう。
「鹿王院」は臨済宗系の単立寺院。足利義満が建立した宝憧寺の塔頭寺院のひとつでしたが応仁の乱で宝憧寺が焼失、その後塔頭だった「鹿王院」だけが残り今日に伝わっているのです。
京都には拝観寺院と呼ばれる観光客向けの寺院が多いのですが、どちらかというと「鹿王院」は拝観に力を入れているわけではありません。由緒ある禅寺として、修業の場を今も守り続けているのです。拝観する際にはあくまでそこへお邪魔させてもらうという気持ちを忘れないように・・・。
客殿から眺める本庭は嵐山を借景とした庭園で、日本最古の平庭式枯山水庭園とされています。錦に染まる嵐山を遠景に、庭内の紅葉と印象的な舎利殿を眺めていると時間がゆっくりと過ぎていく感覚に。心静かに過ごしたい方にはもってこいの寺といえるでしょう。そして帰る頃には「ここはあまり人に教えたくないな」などと思ってしまうかもしれませんよ・・・。
「鹿王院」は2016年秋に初となるライトアップ夜間拝観を実施し話題となりました。1日100人限定という狭き門ですが、昼間とまた違う幽玄な世界を味わえるとして多くの観光客が詰めかけたのです。
この夜間拝観は2018年も継続開催がすでに決定。1日100人限定でしたが、今年度は平日が1日100人、土日祝日は150人へと枠が拡大しました。こちらはネットからの事前申し込み制となりますのでご注意を!
開催期間:2018年...
Read more2022年11月末の情報です。 京福嵐山線の鹿王院駅を下車。3分ほど歩いて右折して少し歩けばすぐに入り口が見えてきます。 拝観料は400円。学生バイト風の女子2人がそれまで読んでいた漫画雑誌を開いたまま、淡々と受付けとして対応してくれます。 まず目を引くのが山門から中門にかけての参道で、細く長い道が奥まで続き、その両脇には赤々と色づいた紅葉が出迎えてくれます。この紅葉のトンネルはかなり良い撮影スポットで個人的に何枚も映え写真を撮ってしまいました。
鹿王院は「拝観に力を入れてはいないが由緒ある禅寺として修業の場を今も守り続けている」という説明を前もって得ていたので、景観についてはそこまで感動的な面はないかと。客殿を少し練り歩ける形にはなっていますがかなり古さを感じられる作りで行き止まりもあって確かに拝観を意識していない雰囲気はあります。 ただ嵐山を借景にした庭園ということもあって、金閣寺とかなり似ている舎利殿と奥に見える嵐山眺めることで楽しめるかもしれません。とにかく見どころは参道で、拝観客もかなり少ないこともあって紅葉の穴場ともい...
Read moreWow what an incredible experience. Highly recommend going here if you're in the area. The gardens were beautiful and we loved the...
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