11月の連休、家族で松島を訪れた際、 西行戻しの松公園へ行ってみることに。

評判のいいカフェがあるから、 休憩に寄っていこう！と立ち寄ったのが、 カフェ、ル・ロマンさん。

西行戻しの松よりも？ 現在では、このエリアのランドマーク的存在みたい。

公園の芝生の上に、すっくとそびえ立つ、モダンな建物の中（2階）にあります。

震災前はロワンというカフェがあったそう。 震災でクローズした後、この場所で、カフェを継続してくれる事業者を公募し、 ロマンさんに決まったらしいです。

順番待ちの名前を書き込むボードがあり、 見ると、なんと！というか、やっぱり！ 10組ほどの待ち。ひぇ～ッ😰 時は、まさしく午後のお茶タイム。 連休中ですし。

青ざめたけど、 下の海岸からずっと、てくてく住宅の庭先や畑を抜け、 急な坂道やとへアピンカーブを歩いてきたので、 もと来た道を戻る元気は、ないのよ〜。

とりあえず名前を記入し、 建物前の、広い芝生の散策へ。

なだらかに海にむかって傾斜し、 とても気持ちの良い場所♥

松島湾が一望でき、 まわりの樹木は半分紅葉していて、 思いっきり深呼吸したくなる、景色。

だぁーっと、子供みたいに、 勢い良く芝生を下って先端までいき、 紅葉越しの松島湾をカメラにおさめて。

桜の名所というのも、納得デス。 半分とはいえ、紅葉越しの松島湾も、 なかなかに魅力的なんですから。 そりゃ、混む訳だ…。

今日ここに来なかったら、 松島の魅力を半分も知らずに、 帰っちゃう所、危なかった。

建物を振り返ると、ロマンは２階にあるので、さらに眺望が◎に違いなし。

これは、期待しちゃう…♥ 窓ぎわに座れたらいいのに、 と思いながら建物に戻り、 １階の物品を見たり、 トイレ行ったりして、時間をつぶします。

カフェは、開放的なガラスばりの空間。

明るく現代的（震災後のもの？）な建物で、 半分は松島湾と広い芝生の絶景、 反対側（席がない側）からは、 山の自然、晩秋の木々が眺められます。

居心地はとても良い…なので、 皆さん、立ち去り難いようです。 席は、なかなか空きません。

トイレ前のいすで待っているうちに、 娘も私もウトウト。 主人や他の方は、完全寝こんでる（笑）

客層は、行楽の家族連れから、カップル、ツーリングの男子学生同士など、様々。 シニア、幼子もいますが、 中心は若者たち。

松島パノラマラインのドライブデートで （ツーリングでも家族ドライブでも）、 外せない、お洒落カフェの定番なのかな？

睡魔で舟を漕ぎつつ、 順番とばされないよう耳もすませ、 小１時間がすぎ、やっと席が空きました。

なんと、期待していた、窓際⁠の席(⁠^⁠o⁠^⁠)⁠／ ヤッタァ！ 普段は、引きがめっちゃ弱い人間なので、 こんな幸運は嬉しい😄

東北の晩秋の16時頃は、 マジックタイムといわれる日没の頃。 松島湾の上空の雲にも、 あちこちオレンジの光が見え隠れ。

私は名物タルト・タタンとカフェラテを、 娘と主人はいちじくのパフェとコーヒーを注文。 食べ始める頃には、 あたりはすっかり、薄青い闇につつまれました。

煌煌と明るい店内とは対照的に、 外の木々が漆黒に変わります。 どこかの山荘ホテルを、夜、訪れた気分。 これもまた、普通カフェとは違う体験。

初めて食べたタルト・タタンは、予想外に 素朴でナチュラルな味でした。 少しだけリンゴの酸味？もあり…。 これは、こういうものなんだろうなと思いますが、下の台生地は堅すぎるような。

娘、主人と、シェアしようと思ったけど、 堅すぎて、スプーンではうまく割れず。 ボロボロっと、壊れて粉砕(⁠･⁠o⁠･⁠;⁠)

次回は、レモンタルト？など、他のお味を試してみたいです。 何にせよ、この風景、この雰囲気の中で 頂くものは、すべて美味しく感じてしまいますね⁠♡⁠^⁠-⁠^⁠

その時の体験、雰囲気、環境が、 本来の味を上回って、 こちらをシアワセにしてくれる事って 私にはよくありまして…。

自分にとって、その場所で、 どれだけ充実、 かつハッピーな発見＆体験ができたかが、1番といっていいくらい、重要になります。

タルト・タタンの味は、正直、 坂道歩いてきて、小一時間待って食べるには、ちょっと物足りない？感じでしたが。

でも、雰囲気、眺望がとても良いので、 お店には大満足。 友達や知り合いが、松島に行くって言ったら、勧めたいお店です。

建物が、ガラスを多用し、清新な感じなのも明るくていい。接客も問題なし。

長々坂道を登ってきて、湾を見わたせる、自然の中の、 意外にモダンなカフェにたどり着けた…

これが、喜びなんですよね。 心の栄養になります。

実際のお味も、気取らず自然志向、 身の回りで収穫できるもの、土地のもの中心に、というポリシーが感じられました。

〜さて、私達の帰る頃には、外はもう、 完全な真っ暗闇に。

でも、小腹も心も満たされ、 急な下り坂が続くせいか、 行きの４分の１位の時間で、 マッハで飛ぶように！ （昭和表現…^⁠～⁠^⁠;⁠ゞ） 円通院の紅葉ライトアップまで、 たどり着けましたよ。