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『フランス国立公文書館の総本部。そして、国際公文書館会議の本部もここにある。スービーズ伯爵の館(hotel)跡であり建物敷地自体が壮麗。展示がこれまた興味深く、記録はこうも使うんだ、という中央集権国家発祥の地の根性を垣間見える卓越した施設・組織である』
近代的行政記録はドイツ官房学の遥か前、ローマ帝国にその体型的萌芽を見ることができ、教会、フランス絶対王政のあたりから近代的と言えるシステムに近い形になってくる。(どこできるかは異説もあろう) フランスの公文書管理体制は、グランゼコールたる古文書学校をスタートし、我が国のキャリアに相当する高等官として任官したアーキビストは20代で県の公文書館長など勤めたり、省庁付けのアーキビストを経たりなどしてそのキャリアを歩んでゆく。 つまり我が国のそれと異なり、〇〇官房とか法務文書課とかで、ゼネラリストが数年腰掛けでやるアレとは本質的に違う仕組みと目的と結果を求めて設計された仕組みである。 この館はスービーズ伯爵の館(Hotel。城と訳されるシャトーとかと同じ貴族のやかたを指す言葉で転じて英語圏とかでお馴染みの『ホテル』となる。シャトーが我が国だといささか残念な使われ方がされてるが…)であり、建物自体が見学の価値があるというものである。 ここにはナポレオンより前(記憶朧げ)の文書が収蔵されており、それより新しいのは新館に収蔵されている。 企画展も行われており、テーマと記録の連携が素晴らしい。 『記録はこう使うんじゃ』というメッセージを体現している施設でもある。 文書をつんどくだけ、開示に3ヶ月という残念な極東の島国でも汲むところはあろうと思う。 ちなみに、彼らの無能力のせいではなく、単に予算人員を割かない我が国の国家指導部門の感性の問題である。
我が国の公文書館建てますよ構想あったらしいが、ここを目指すのか、8区の新館を目指すのか。 ここを目指すのに必要なのは専門家アーキビストの感性であり、展示機材使い回しの無駄に高い公設展示で血税を吸い上げてる展示系営利法人、特に広告代理店のクリエイティブ殿が手がける
『どっかで見た「斬新」なアレ』
ではなく、一見無味乾燥な文書から紐解かれる歴史や事件・文化や制度、つまり動的静的問わず文字から滲み出る何かをナレーティブに専門的目線で物語れることである。
このためには記録を捕捉し、保存整理し、活用するための最新の知見が必要でありそれを体現してるのがこの組織でありこの施設である。
わが国でも、こちらの知見や行動をもう少し深く学んで汲み取れるものをくみとってほしい...
Read moreArchives Nationales in Paris showcases centuries of French history in the elegant Hôtel de Soubise. I came specifically to see the Infernal Machine of Fieschi after learning about it in another museum. Its rich documents and serene setting make it a fascinating and...
Read morePour un moment de culture et une rencontre avec l'histoire de france. Dans le musée (gratuit) des archives nationales vous pourrez voir quelques pièces qui rappelle des souvenirs: l'ordonnance de Villers-Cotterêts imposant le français dans les actes de justice, la dernière lettre de Marie Antoinette, l'édit de Nantes signé par Henri IV, les signatures du jeu de paume (dont celle d'un certain Guillautin !), la 1ere présentation dessinée de Jeanne d'Arc dans la marge du registre du parlement datant de 1429 (le greffier s'ennuyait et à passé le temps en dessinant !)... Le tout dans l'hôtel de Soubise, dont les appartements de la princesse de Soubise. D'autres quelques pièces originales suivant les expositions. Toujours intéressant. Et un grand bravo au personnel du lieu, toujours présent si besoin d'explicationet...
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