“薪焼き×和食”の魅力。 繊細さと大胆さが調和した薪和食! 【店情報】 麻布十番駅から徒歩1分。静かな住宅街にひっそりと佇む『鈴田式』さん。人気焼肉店『肉匠堀越』のオーナー末富氏が手掛ける新業態であり薪で燻し焼いて火入れをする〝薪和食〟が特徴です。
全国から選び抜いた食材を使用した”薪和食”は非常に繊細でありながら『肉匠堀越』らしさも随所に感じられる最高のコースが並びます。
昔ながらの一軒家をリノベーションした店内はカウンター6席のみの特別な空間。店内中央に大きなかまどがあるのが特徴的で薪の良い香りが漂います。ヒノキのカウンターの下にはスマホ置きがありiPhone8以上であればワイヤレスで充電可能というハイテク技術も備わっています。
【レポート】 『おまかせコース』 ☑︎:pick up ◉雉の出汁 ◉メジマグロのお造り ☑︎◉椎茸 (岩手県ふくよ香) ☑︎◉但馬太田牛ヒレ 飯蒸し ◉天然真鯛のお造り ◉百合根 トラフグ白子 ◉トラフグの揚げ物 ◉蛤のお椀 ☑︎◉カイノミの手巻き ◉聖護院蕪 ☑︎◉のどぐろの土鍋ご飯 ☑︎◉塩蕎麦 ☑︎◉燻製ミルクアイス ☑︎◉台湾カステラ
コース内ほとんどの料理が焼きや燻製によって薪の芳ばしさが強調されていました。正直全ての料理が印象的でしたが、品数も多いこともありピックアップしてレビューさせていただきます。
【pick up】 ◉椎茸 (岩手県ふくよ香) 目の前の薪の炎で焼かれた椎茸。 注目して欲しいのは椎茸の傘の中の水分。 とてつもない量のエキスが溜まっていてこれが旨味成分の塊。ジューシーさに加えて薪焼きの香りがふんだんに活かされた人生史上No.1の椎茸でした。
◉但馬太田牛ヒレ...
Read moreAny description of a place that has a (supposedly) 3-4 year reservation queue is in some ways entirely theoretical.
All I can say is that the use of wood fire and smoke is prevalent in nearly every dish, in different ways, and imparting different flavors. It's a great experience...
Read more西麻布にある日本料理・薪火料理店「鈴田式」。
麻布十番から移転したこの店は 父も叔父も和食の料理人という 家系の料理長が腕を振るう、薪火料理の先駆者として知られています。
薪の炎を直接使い、素材に特別な香りを宿す調理法は 「薪焼き椎茸」や「黒毛和牛ヒレ肉の飯蒸し」などの 看板メニューを生み出し、なんと予約は2年待ちという人気ぶり。
でも、実際に訪れてみて感じたのは、期待と現実のギャップでした。
「鈴田式」の一番の特徴は やはり薪火がもたらす独特の香りと味わいです。
「椎茸の薪焼き」は、分厚い椎茸に発酵ソースがからみ 自然の旨味が口いっぱいに広がる絶品でした。 まるで森の恵みを直接いただいているような感覚です。
スペシャリティの「黒毛和牛ヒレ飯蒸し」も秀逸で 繊細に切り込まれたヒレ肉に優しい酸味のソースが染み込み 思わず「もっと食べたい」と感じる美味しさでした。
松茸ご飯も見逃せません。 薪の香りと油が控えめに旨味を引き立て、鼻を抜ける香りが印象的。 少量でもしっかり満足できる一品でした。
今回の食事、会計は約5万円という高額でした。 正直に言うと、この価格に見合う感動は得られず 期待をかなり下回ったと感じてしまいました。
料理の質は間違いなく高く 素材も技術も素晴らしかったのですが 心に残る「特別な何か」が足りなかったんです。 高級時計を買ったけれど 想像していた満足感がない…そんな感覚に近いかもしれません。
接客面でも物足りなさを感じました。 スタッフとの会話はほとんどなく 料理の説明もシンプルでした。
カウンター席なのに料理人との交流が少なく 高級店ならではの「おもてなしの演出」が欲しかったですね。
「鈴田式」は確かに薪火料理の先駆者として 独特の香りと味わいを提供してくれる名店です。
でも今回は、その人気度に見合う感動はありませんでした。 特に価格に対する満足度や、おもてなしの面で期待とのズレを感じました。...
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