中華料理といったらラーメン、チャーハン、シウマイ、レバニラ、ホイコーロ、そして餃子。
そして、餃子と言ったらニラやニンニクをたっぷり含んだアンを薄皮に包んで、コンガリと焼いた焼き餃子を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
しかし、みうけんは・・・お好きな方には申し訳ないのですが、普通の焼き餃子はあまり好きではないのです。
では、どのような焼き餃子なら食べるの? という問いに答えてくれるのが、横浜中華街のはずれの「広東道」にある「富泰楼麺房」(ふうたいろうめんぼう)さんです。
このお店は、もともと「横浜中華街 揚州麺房」というお店でしたが、いつの間にか名前が変わっており、聞いてみたところ名前以外は前と変わっていませんよ、とのこと。
占いや風水を気にして店名をコロコロ変えるのは中国や韓国のお店では良くあることなのですね。
さて、このお店は店名の通り麺類が豊富で、特に坦々麺が名物とのこと。
その他にも鹿児島県の黒豚を使用したギョウザや、中華な一品料理もいろいろ揃っています。
店内に入ると、まず目に映るのはズラリと並ぶカウンター席。
中華街でお食事というと、お一人様には厳しいというイメージを持つ方が多いそうですが、このお店はお一人でも通いやすいのが嬉しいですよね。
そして、奥に行くときちんとテーブル席もあるので、家族づれなどにも安心です。
注文は席についてからタブレットで注文するスタイルで、大きな声で「すいまっっすぇーーん!」しなくて良いのは有難いです。
お店の方からは「タンタンメン、オイシイヨ!」と教えていただきましたが、この日はどうしても会いたかった透明なスープのアレを注文させて頂きました。
◆とりそば 塩味(900円)
あまりにもクリアなスープは、味が薄いのかなぁ・・・と思ってしまいますが、味を見てみてビックリ。
飲むごとにお口の中にガンガンと響く鶏さんのコクと、キリッとした塩味ベースの味付けが好みでレンゲを持つ手が止まらなくなってしまう美味しさです。
麺もシャキッとプリッと! このスープに相性が良い細麺で、茹で加減もシッコシコです。
このクリアでタンパクなスープには、やはり細くてストレートな麺がよく合います。
具材はシンプルにいさぎよく、ネギと鶏肉のみ。
ネギは細めに切ってあってシャキシャキな食感が嬉しく、ネギならではの爽やかさがスープの鶏の味わいをキュッと引き締めてくれていて、2倍は美味しくいただけます。
鶏肉もたっぷり入っており、むっちりとした美味しさ。
細切りになっているので食べやすく、麺と一緒に食べても単体で食べても、それぞれの鶏の美味しさをたっぷり堪能する事ができました。
◆焼き餃子 5個(780円)
そして、ここ「富泰楼麺房」さんで是非とも食べていただきたいのが、この焼き餃子。
パッと見ただけでわかる、その大きさとむっちりポッテリなビジュアルに、思わず「おおぅ!」と声が出てしまいました。
手作りの皮は、よく見かける薄皮ではなく、もっちりとした食感が嬉しいブ厚い皮。
薄い皮が良いか? 厚い皮が良いか?
これは完全に食べる人の好みであり甲乙はつけがたいのですが、みうけんはこの「ブ厚くてもっちりとした皮」が好みで、家で作る時も厚めに皮を作っています。
中はジュワジュワな挽き肉がたっぷり、お野菜もしっかり。
アンの表面をテラテラと輝かせる肉汁の美味しさったら、たまりません。
お口の中に入れてブシュッと噛むごとに、お口の中にジュワァと広がる肉汁の美味しさは、一口ごとに悶絶できるシアワセなひとときなのでした。
◆◇◆後記◆◇◆
鶏そばも美味しく、皮が厚い餃子も美味しい「富泰楼麺房」さん。
お値段もリーズナブル、お一人でも利用しやすいとあって、観光客のためというよりも地元の方々が通い続けるお店として人気があります。
中華街で愛される味わいは、裏路地にこそあり。
是非とも、大通りから少し離れた「地元の味わい」を楽しんでみてはいかがで...
Read more(210822) 緊急事態宣言明け前のまだ夏真っ盛りの時期に行ってみた。毎日同じことの繰り返しだったこともあって少し変わったことをしたいというのもあった。
バイクはいつもの中華街パーキングと思ったら「バイク可」の看板はあるのに入口はシャッターが下りていた。日が沈むと閉めてしまうのだろうか、それとも緊急事態宣言中だったからだろうか。
とはいえスペースも空いており、敷地を閉鎖するパイロン等もなかったので善意に解釈して隅っこに駐車。戻ってからも特に貼り紙もなければレッカー移動されてもいなかったので大丈夫なのだと一安心。
いろいろ回ってみてもよかったのだがひとっ走りして腹もへっていたので、あれこれ回って空腹に勝てずいつもの店みたいなのも避けたかった。
ということで絶対に来たことない、筈のこの店に入ってみた。
広東道というと「山東」という店が賑わっているがメニューを見ると結構単価が高い。居酒屋として使う人が多そうで、それならばいいのかもしれないが、食中心の自分としてはおいそれと入れる単価ではない。
でこちらに入店。中華街の店もいろいろあるが、料理店には見えない外観をしている。この街でこの構えというと物産店か卸売屋さんに見られると思う。あまり中華中華していない。
中に入ってみると自販機が置いてあるのも中華街らしからぬ気がした。もっとも客がいなかったので何を食べようかモタモタしていたら、直接注文を聞いてくれた。
メニューもこの雰囲気の割にはたくさんあって悩むと絞りきれない。まあいいやとチャーシュー麺を選んでみた。
手持ち無沙汰に店内を見回すと隅に1人黙々と何かしている。客のいぬ間に売上の計算か?と思ったらさにあらず。何と子供が夏休みの宿題をしていたようだった。
暇な時間帯とはいえまさか子供がいるとは観光地とは思えないのどかさである。
2人いた店員のうちの1人が子供に中国語で話しかける。こういうところはやはり中華街である。この子もきっと近くの中華学校に通っているのだろう。
しばらく待ちながら店内をあれこれ見ている間に少し客は来たものの、賑わうほどの来店はなし。やはりこの通りに来るのは皆山東目当てか?
後で来た客は2人連れということもあって自分たちで何がいいかと話し合い自販機で注文していた。
入口からは見づらい奥にも席がありそこに向かっていった。
その他することもなく待っているとやって来ましたチャーシュー麺。つゆは醤油の色をしているものの昔ながらの澄んだ色。真ん中にでんと置かれたチャーシューの存在感が今風とはイマイチ違う。
これで側が赤かったらいかにもの昭和のチャーシューだが赤くなくても昭和感は十分に湯気に乗って漂ってきた。
そしてつゆをひとすすり。これも今どきのこれでもかと主張するつゆとは違う。ちゃんと味わわないと他の具材に消えそうな薄さである。
やはり自分も今どきのラーメンに慣れてしまったか。薄いとさえ感じるが悪くはない。細めの軽い縮れ麺にしっかりとつゆを絡ませて口の中で踊らせて食べるとじんわりと口の中に広がる。
食べごたえという点では最近の味の主張の強い麺にやや霞んでしまう感がなきにしもあらずだが昔ながらの味も大事にしたい。
いろいろ料理もあることだし、山東に行くよりかは安いかも。こういう昔からある観光客を気にしない店はこれからも残っ...
Read moreA hearty wonton noodle soup started as 4star flavor then by the time I finished it it was 4.5 star. Reason being the soyou base soup which was not too salty (thus made me appreciate it even more by the time I finished it) and the 5 wontons with pork-shrimp filling. I am going back to try their other dishes like Suanla(sour spicy soup noodle) ramen in the...
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