Slit Park YURAKUCHO — Attraction in Tokyo

2022年に東京・有楽町に誕生した「有楽町スリットパーク」はビル間の狭い通路を整備し「パーク」化した。2024年に東京・原宿で開業したハラカドの屋上には、誰でも入れる広場がある。JR大阪駅前のうめきた公園や東京・池袋の南池袋公園など、従来なら高層ビルが建ちそうな立地に広大な公園が生まれるのも昨今の流れだ。 「スリットパーク」を手掛けた建築家の馬場正尊さんは「街の主役が車から人へと変わりつつあるなかで、都市構造の再編が起きている」とみる。 都市は効率的な街を作る過程で車道、歩道、公園と機能ごとに空間を整理してきた。だが最近は道路でマルシェを開くなど機能が複層化している。「場所の使い方を決めるのはそこにいる人々。今後はあちこちに余白が生まれ、公園の中に都市があるような構造へと向かっていくのではないか」。馬場さんはこうした現象を「パークナイズ（公園化）」と名付けた。

東京や大阪などの大都市では、利益を最大化した再開発が長らく主流だった。その契機となったのは2002年施行の都市再生特別措置法だ。国が指定した地域では条件を満たせば容積率を上積みできることになり、商業施設とオフイス、タワーマンションが一体化した再開発の呼び水となった。 だが建設費の高騰や事業期間の長期化を受け、一部のエリアを除いて資金回収は今まで以上に難しくなっている。それなら必要以上に高さや効率を求めず、街の価値を高める方向に舵を切れないものか。 クリエーティブな人材が集まってきたり、地域全体が活性化したり、生物多様性が復活したりー。吉江さんは「社会や文化、自然環境など場所の価値を判断する物差しを広げ、評価していく必要がある」と説く。 グローバルな都市間競争を生き抜くために、都市の魅力を高める開発は必要だろう。だが余白を重視する動きは世界的な潮流だ。街の価値は一様ではなく、再開発の手法には...

丸の内の仲通りを歩いていてふと新国際ビルのエントランスから覗くと、奥のほうに緑の空間が見えたので、通り抜けてこの場所に寄ってみました。ビルとビルの間のとても狭い　ーどうでしょう幅５ｍもあるでしょうかー　空間が、ものすごく素敵に感じられました。緑の植栽もウッドな感じのベンチやテーブルも、またキッチンカーもとても明るい空間を演出していますし、丁度これから日が暮れるという時間帯でしたが、ライティングなども工夫されているようで、夜は夜できっと良い雰囲気になるだろうなと思いました。ビール片手に仕事帰りに、あるいはデートとの途中で立ち寄ったり、人が集いつながる空間としてとても素敵なコンセプトだと思いました。いろんな公園があるんですね。アイデア次第でこのような賑わいを演出する空間を作り出せるのだなと本...

Such a cool and cozy place in the middle of busy...