北円堂は藤原不比等の一周忌に当たる721年に建立されています。しかし、11世紀半ばと、1180年平家が放った火によって焼失しています。されど、鎌倉時代、1210年頃に再建が完了し、今に至っています。
現存する八角円堂の内、最も美しい堂と言われています。
北円堂の仏像は、仏師運慶一門によって作られましたが、現在までに仏像の入れ替えがあったようです。 北円堂に現存する慶派一門の仏像は、本尊の「弥勒如来坐像」と「無著菩薩立像」、「世親菩薩立像」の三体です。全て寄木造りです。 (北円堂には、9体の仏像が安置されていますが、運慶一門の仏像に限らせていただきます。)
ずっと運慶作と思い込んでいましたが、晩年の運慶がプロデュースした仏像群でした。 無著像は、運慶の息子たち6人兄弟の末弟である「運助(うんじょ)が担当しています。 世親像は、同じく五男の「運賀(うんが)」が担当しています。 老成した運慶の全体像を掴み取る能力と、細部まで観察し、透徹した洞察力をもって、思い描いた通りに指示を与えていたと思われます。 加えて、運慶の指示に充分応えられる造像技術力、表現力を、息子たちが身に付けていたが故に、優れた仏像を作り上げることができたのだと思われます。 極めて優秀な仏師集団であったということでしょう。
弥勒如来坐像の魅力を見逃していたことに気付かされています。 引き寄せられています。魅入ってしまいます。 若き日に一木造りした運慶の大日如来坐像の魅力が薄らぐことはありませんが、晩年の仏像は、奥深い魅力を放っています。
若かりし頃、初めて「無著菩薩立像」を拝顔したときの驚きは、今でも鮮明に覚えています。正面からは、慈愛に満ちた表情に感じ入りました。次に、正面右横に移動して見ると、少しうつむき加減な表情からは、悲哀を漂わせていたのです。 慈愛が悲哀を併せ持っていること、そしてそれらを表現できる力量に圧倒されました。 近年は、口を真一文字に結んでいるお顔を拝見すると、意志の強さが感じられます。
「世親菩薩立像」は、眉間にしわを寄せ、壮年期の生身の人間のような逞しさを感じます。背筋を伸ばし、がっちりとした体形をしています。無著とは異なる、強烈な意志が感じられます。 無著、世親兄弟は、4~5世紀頃、北インドに実在した僧侶たちです。無著は、大乗仏教の空の思想を大成し、世親は、唯識思想を大成した僧侶であると言われているとのことです。兄無著と共に、偉大な大乗仏教者として知られるようになったそうです。
どなたかが、無著像は、鎌倉時代の僧侶であり、歌人でもあった西行法師をモデルにしていると言われているようですが、違和感がありません。
天才仏師運慶は、信仰心の厚い人だったのでしょう。
北円堂は、春と秋に特別開扉されています。 2019年4月20日(土)~5月6日(月、祝) 9AM~5PM 拝観料 ...
Read moreThe building itself is a national treasure. It's only open during special times of the year. Please check ahead of time so you aren't disappointed. I came during Golden Week. It houses statues that are also national treasures. No pictures allowed inside. The entry fee is 300 yen per person. It is a short walk around the small building, but it...
Read moreIt's one more of those Japanese constructions, there's no way you can get in , nothing spectacular on its design, if you pass by you can take a look at it, otherwise I wouldn't suggest spend time trying...
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