お誘いを受けましたので、行ってきました。外観は、ちょっと可愛いイタリアンな感じはするんですが、店内に入った途端に強烈な違和感に襲われます。扉を入ってすぐのところにも、カウンター席があるんですが、このエリアは客席気にしない方がいいんじゃないかというのが正直な感想です。使うとしても、ウェイティングバーとしておいた方が良いような気が…。さらに扉を開けると、そこにはテーブル席がいくつか置かれてるんですが、ここも客席なの…、と感じました。正直なところ。もう一枚、扉を開けてホールに入る訳なんですが、第一印象は、暗いです。オシャレなイタリアンの場合、わざと照明を落としてアダルトな雰囲気を醸し出す場合はあります。その際は、温かみを感じさせる白熱球や蝋燭を使ってやる訳なんですが、なぜかぜんぜん温かみも感じないし、安心も出来ない雰囲気です。壁が灰色にくすんだように見えるので、おそらくそちらに引きずられるんでしょう。
壁には多数の絵画や鏡が並べられているんですが、ガラスがくすんでます。鏡を磨き上げると、照明が反射して特定のテーブルだけまぶしいとか、ピカピカしすぎて店の内装と合わないとか、あるいはあるテーブルから別のテーブルの様子が映ってしまって気になると言うことはあるので、わざとくすんだままにしておいて、使い込まれた感を出す場合はあるんですが、壁のくすみと相まって、雰囲気が悪い方に引っ張られてます。換気扇付近だけ壁の色が違っているので、もともとそのような色だったということではないでしょう。
一番気になったのはカーテンです。アンティーク調に内装をしつらえる場合でも、布類は清潔感が失われやすいので、定期的に洗い帰るのが普通だと思うんですが、カーテンが灰色に見えます。照度を下げるのは、ムード演出と、内装のあらを隠すという両方の意味を持つんですが、アダルトなムードを演出するのであれば、暗さの中に蝋燭のような暖かさが感じられるはずです。それがない。演出をやりすぎたのかメンテナンス不足なのか、廃墟に見えてしまって落ち着かなかったです。
気を取り直して料理に行きます。注文率90%と言われているニッコフリットと生ハムをオーダーしてみました。これは良い感じでした。生ハムは好きではあるんですが、どうしても塩味が強く感じられるところで、グリッシーニとかがあれば嬉しいよなと感じるところなんですが、ニョッコフリットが見事にその役割を果たしてくれています。揚げたてのニョッコフリットは軽さと香ばしさがあるので、生ハムの塩味と脂の旨味が合わさると相互補完してくれて、シンプルなのに満足度が高い。生ハムは、ニョッコフリットと交互に食べても良いけど、巻いても良いし、挟んでも良い。また、それぞれで微妙に違う味わいを楽しめる。アルコールを飲めない人もいると思うけど、ここはアルコール飲料が必須だ。ビールよりは、軽い目のワインが良いと思う。ワインで口の中の油分をリセットして、サイド生ハム&ニッコフリットという無限ループに陥るから…。もちろん、最初は生ハムやニョッコフリットを単体で楽しみ、後半に色々なアレンジを楽しむというのもありです。
紹介者は、幅広麺が好きで、クリームソースが好きなので、おそらく選択肢はこれしかなかったんだろうと思いますが、パスタはフェットチーネ、レモンクリームソースとなりました。幅広麺なので、ソースも濃厚なクリームソースを合わせることになるですが、その重さをレモンの酸味で切ってくるわけです。良い感じです。
ドルチェは、クレーム・カラメッラ、カスタードプリンの原型です。たまご、牛乳かクリーム、砂糖を混ぜて作るカスタード生地を、カラメルソースを敷いた型に流して蒸し焼きにするんですが、おそらくたまご多い目で火力強い目立ったんでしょう。スポンジケーキ的な食感が残ったんですが、これはこれでいい感じです。というか、こちらの方が好みだったりします。
サービスです。キッチン1人にフロア2名の体制だと思うんですが、人気の店で、営業開始と同時のほぼ満席になるので、かなり厳しい環境だとは思うのですが、料理の出が若干ですが遅いと感じるところです。これも、フロア全体を見回していれば、こんな感じなんだろうとは思えるんですが、自分のテーブルのことだけを考えると、ちょっと遅いんじゃない…、と感じる感じです。
食べ終わった皿を引くタイミング早いようには思うんですが、テーブルが狭くて、皿を引かないと次の料理が運べないという事情もあったりするんだと思います。
客の中で、カトラリーを落とした人がいるんですが、そのときの対応も素早かったです。ただ、新しいカトラリーを持って来たのは良いんですが、そのままテーブルに潜り込んで、客が落としたカトラリーを拾っていました。これはアウトです。落としたカトラリーは、新しいものと交換し、客もサービスも拾わない。客が帰った後に、落としたカトラリーを拾います。なぜこんなルールになっているかという理由は色々あるんですが、テーブルクロスの下に潜り込んだりすると、テーブルクロスを巻き込んで新たな粗相を起こすことになるというのがあります。この店ではテーブルクロスは使われていなかったんですが、食事中の女性客の足元に潜り込むというのはいかがなものでしょうか?。女性客がクレームを入れなくて幸運でした。
あと、グラスはちゃんと磨いてほしいなぁ…。拭き残りがないように…。
サービス担当は本当にがんばっているし、笑顔だし、明るいし、客がオーダーに困っているとしっかりと料理の説明をし、出過ぎないようにサジェストもしていて、高ポイントを付けたかったんですが、この一件で帳消しです。
ドリンク系は、イタリアンですので、例によってワインと食後酒あたりしか見てませんが、良い感じの取りそろえだと思います。カフェコレットがあったので、思わずオーダーしてしまいました。エスプレッソに風味付けのグラッパを入れたものです。
C/Pは非常に高いです。これだけの料理をオーダーして、5,000円台のボトルワインをオーダーして、客単価が8,000円を超えた程度というのは脅威です。料理がうまいというのが一番にはあるんでしょうが、リーズナブルな価格設定と、朗らかなサービスの接客が、人気の秘密なん...
Read moreOne of the best meals we had in Osaka! Their fresh pasta is amazing. My wife got the pasta with Gorgonzola and prosciutto. I usually don’t like Gorgonzola , but the sauce was delicious. Also enjoyed the Ragú bolognese, the wagyu beef and the lemon pasta. We wish we would have discovered this place earlier as we would have definitely eaten here again. Highly recommend! It’s such a nice restaurant and the staff is...
Read more今回は、飲み放題付き の5500円のコース。
コース内容は以下。
〇ニョッコフリットと生ハムの盛合せ ・レンズ豆の煮込み ・ブロコッリー アーリオ オーリオ 〇田舎風パテ ・柿とマスカルポーネとグアンチャーレのインサラトーナ ・玉ねぎとチーズのキッシュ ・鯛のブランタード ・フォカッチャ ・キノコのタリアテッレ ポモドーロ 〇豚肉のスカロッピーネ ・ガトーショコラ 〇ニョッコフリットと生ハムの盛合せ こちらのお店、イタリア北部のエミリオロマーニャ州の料理を出すお店。 エミリオロマーニャ州は食通の州とも言われていて、有名な料理としては、ボロネーゼやチーズの王様 パルミジャーノ・レッジャーノ、パルマ産の生ハムなどが有名。
その、エミリオロマーニャの郷土料理のニョッコフリットを生ハムで。
ポクッとした食感で、素朴な味わいのニョッコフリットとやや強めの塩気の生ハムがよく合うね。
ビールがめっちゃすすみます。
・レンズ豆の煮込み まさにレンズ豆の煮込み。 素朴な味付けで、なんかほっとする味。
・ブロコッリー アーリオ オーリオ ブロコッリーは身体にいいらしい。 でも、カリフラワーの方が好き。
〇田舎風パテ かなり粗めの肉々しい食感。 やや塩気が強めですが、超絶に白ワインを吸い取ります。
・柿とマスカルポーネとグアンチャーレのインサラトーナ フルーツ+生ハム+チーズの組み合わせ。 お店の方が「かきとマスカルポーネとグアンチャーレ」と言われたので、勝手に「かき」を「牡蠣」と思っていたので、「柿」の甘さにびっくり。 とろけるマスカルポーネのクリーミーな食感とミルキーな味わいにグアンチャーレの塩気と柿の自然な甘さがガストロノミック。
・玉ねぎとチーズのキッシュ 温かいキッシュにたっぷりと振りかけられたチーズ(多分、パルミジャーノ レッジャーノ)。 これも白ワインがすすみます。
・鯛のブランタード グラタンのような料理です。 クリーミーなホワイトクリームに焼いた鯛のほぐし身。 見た目以上にめっちゃ鯛の味がします。 やや強めの塩気で、これも白ワインキラー。
・フォカッチャ モチリ感のある素朴な味。
・キノコのタリアテッレ...
Read more