良い点: ・Cupitol のカトラリーはお洒落 ・隣の高級ハンバーガー店と互いに借景となる外の風景はグッド ・nouvelle cuisine っぽい冒険心それ自体は買い
悪い点: ・野菜の付け合せ、スープのとり方などで「フレンチの高度な技法」がほとんど感じられない ・価格が非常にわかりにくく、有料の水を注文したかどうかもわからないドリンクサービス
名物料理の蛤の炭火焼きはまぁ美味しかった。しかし、これをフレンチのお店で食べたいか って言われると、ノー。唯一、貝殻が開いてスープが溢れてしまわないようにするアイデアは買います。おそらく、二枚貝の後ろ側のどこかを切断しておくんでしょう。このアイデアは、高級フレンチ・レストランで仰々しくエリート料理として食べさせる ってよりは、港の食堂の蛤焼き のようなところすべてに広まって欲しい感じの基本的なテクに見える。
もう一つ名物料理であると紹介を受けた魚のスープは非常に魚臭かった。なにかフレンチの技法で魚の匂いを取るような洗練された技法も感じられず。提供温度がものすごく高く西洋料理のスープの伝統から大きく外れるが、正直、この魚臭さ無理やり消すための高温だと思う。
メインの金目鯛はそれなりに美味しかった。とはいえ、より皮がパリッとしたポワレの技法が際立ったほうが、個人的には好きですがね。 しかし、付け合せに「大量のほうれん草を茹でたもののみ」が提供されたのは驚いた。こんな粗雑なフレンチ初めてですね。まぁ、個人的味覚では、ほうれん草もそれなりに美味しかったことは美味しかったですが、蛤に輪をかけて、これを「フレンチレストランで大金をはたいて」食べたいとは全く思いません。普通に自分で家庭料理で再現可能だと思います。プロのキッチン設備で手間隙かけた特別感ゼロ、家庭料理で素材の味が活かせない方のみ喜ぶ料理だと思います。
次に、ドリンク注文に話を移す。 ギャルソン兼ソムリエのドリンクの勧め方が非常に不明瞭会計で、ドリンクで利益率を高めようとする圧がすごい。こういうビジネスモデルはフレンチに限らず、外食産業のスタンダードの一つではあるのかもしれないが、アルコールで利益を出す構造を好まない方はこのお店は避けることをおすすめします。 (フレンチの高級レストランはそもそもそういうものだ っていうのであれば、それを承知で訪れてください)
冒頭で、口頭のみのやり取りのみ、価格情報抜きでアペリティフのスイカのシャンパンを勧められた。レシート事後確認で、なんとか、常識的範囲の価格 (\1600) で提供してもらえたのは、まぁギリギリ良かった。
次に、グラスワインがメニューに記載されていないワインリストのみを渡された。アルコールを嗜まない方々も相当増加している昨今、そんなにたくさん酒飲むプレッシャーかけなくていいんじゃないか と個人的には思う。
私の耳が間違っていなければ、ハーフボトルのワインを注文し、最初の一杯をサーブしていただいたときに、ギャルソンから 「お水が『付きます』が、ガスなし、ガスあり などいかがします?」 という感じのやり取りを受けた。このとき、価格付きのドリンクメニューを見せてもらってないのはもちろん、いわゆる「注文」に相当する口頭のやり取りもなかった と理解している。 で、ガスありを選んだのだが、会計時に \2,000...
Read more五反田の閑静な住宅街の中にひっそり佇む隠れ家フレンチ、 「ヌキテパ」。
五反田駅から徒歩10分ほど、ちょっと歩いた静かな通り沿いにある、こちらの一軒家。
店内はかなりゆったりした空間で、テーブル席が40席ほど。
この日は4名での予約でした。
コースは6500円と10000円の2つ。 この日は6500円の6皿のコースをいただきました。
まずは、スイカが入ったシャンパンからスタート。
1皿目はピンチョスのようなスタイルで。
タコに刻んオリーブをトッピングして、おつまみ感覚で食べられる一皿。
ワインは白をいただきます。
続いては、蟹がたっぷり入ったグラタンスタイル。
濃厚な蟹の味わい、たまりません。これはワインが進むなぁ。
名物のひとつ、ハマグリの旨みを閉じこめた「蛤の炭火焼き」。
香ばしく焼き上げられ、蛤のジューシーなスープがたまりません。
旨みがぎゅっと凝縮された身は噛めば噛むほどに味わいが増します。
泥のスープとも呼ばれる、「磯魚のスープニース風」。
数種類の天然の新鮮な魚を骨をまるごと使って丁寧に裏ごしして仕上げる、 魚の味わいが凝縮されたスープ。
スープなのに前菜のように存在感があって、すごい。
メインは、金目鯛のソテー。
皮はパリッと、身はジューシーに仕上げています。
お口直しのいちごのシャーベットに、
最後はクレームブリュレ。
表面はサクサク、中はしっとりの食感がたまりません。
フレンチらしく、コーヒーと焼き菓子でまったり。
魚を中心としたフレンチってあまり食べたことがなかったのですが、 重くなく食べやすくて新しいフレンチの体験でした。
またゆっくり遊びに来ま...
Read moreなんとメニューはその日のおまかせ!五反田の離れ、閑静な住宅街にある一軒家レストラン。旬の素材へのこだわりを追求、天然魚介や有機野菜を使った独創的なコース料理を味わえる。シェフの感性をのせた皿上のプレゼンテーションは派手さはなくとも秘めたるパワーを感じる。自然に囲まれたオーベルジュのような雰囲気は、大切な相手との会食や記念日利用にうってつけ。
<コースメモ>※苦手な食材があれば事前申告 「シェフおすすめコース(11,000円)」 アミューズからデセールに至るまで、一皿一皿に命の力が宿るシェフ渾身のおまかせコース。その旬でしか味わえない料理の数々を素晴らしい構成力、そして新たな食の発見がある。夏らしい「向日葵スイカとむらさき雲丹」、天然魚介5種の頭から尾まで使った「磯魚スープ」、メインの「真鯛のソテー」は絶品!栃木県鹿沼の土をのせた「クリームブリュレ」も印象的だ。ワインの種類が豊富でソムリエのセレクトも素晴らしい。ペアリングコースも3~5glasses用意。ゆっくりと過ごし、時間にして2.5hほど。会食利用だったが、取引先に大変満足いただいた。
<〆のひとこと(備考など)> 気になっていたお店だったし、満足度は高くコスパも〇。男性2名でも...
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