Kyoto Central Wholesale Market Observation Area — Attraction in Kyoto

以前エミオンに宿泊して、京都中央市場水産棟が見学出来ることを知ったが、セリをライブで見るは午前５〜６時に行かないと見えないとのことで前回はもの毛の殻だった。満を持して、今回は市場のそばにある食堂で朝飯も食べることも兼ねて、午前５時半頃起床した。エミオンから2階のレストラン街から行こうとしたが、早朝はレストラン街が閉まっているため、１階の西側出口から出て、外の通路（２階）から見学棟に入った。映像と市場のけたたましい音響効果が重なり合った空間を進んでいくと今繰り広げられている市場でのセリや鐘のオーバーラップしたライブ会場に入って行く。市場を眼下には、様々にカテゴライズされた魚種が同時進行で競られている。ちょっと遅かったか、花形のクロマグロと思しき魚体が２体、台車で運ばれて行く。さすが美食も都である、グルメポリタンの京都。どの魚もサイズもでかいし、種類も豊富。いいネタを仕入れようと買付人が魚体を触って確認している。あちこちでジャンケンをしている。同値になった買付人が勝敗を決める。流れるように競り落とされる魚介たち。テレビで見るセリがどのように決まるのか、よく分からなかったが、あれだけの量の魚介類をたかが１時間でセリ落とす過程が筒がなく行われる工程を目の当たりにすると、セリがなんかわかったような気分になってくる。京都市中央市場が最近リニューアルされ、その際見学棟も併設されたのであろう。中央市場を含めたこの周辺の再開発は、勝手な想像で申し訳ないが、コロナ前に決まった計画だったが、その後コロナ禍で京都市の財政問題が物議を巻き起こし、ここいらの再開発計画を含めて、見学棟も非難されていないか。老爺心だが、結構お金が掛かっていると思うが、集客は思った以上には来てないように思われる。インバウンドの心を鷲掴みするには、早朝のハードルは高い。私みたいに市場の食堂で朝飯を食べようとする物好きくらいしか喜...

If you can’t wake up in time to see the auctions, this is a very informative exhibition with videos showcasing what happens every morning. A lot of useful information about seafood seasons too.

Take note that there doesn’t seem to be any heating/cooling...

開館時間は朝5時から夕方5時まで。当然セリも終わっている夕方には観覧通路は観光客もおらず、市場に携わる人々を紹介した映像が主に流されているだけだが、市場好きにはそれでも抜群に面白い。何となればその手の込んだ紹介映像を邪魔されずに存分に見られるからである。そのセリへのクライマックスへ向けて夜半の市場への搬入から始まる作業からセリ、落札、そして魚捌きの鮮やかさなどそこに各人の己の職責を果たすまでなどで終われない、その静かに白熱する人々の情景は見ていて心を打つ。そこには往時は扱われている品々を一々全部書き留めていたほど入れ込んでいた錦市場の変貌に対する個人的な痛惜の念とありうべき理想の市場への憧憬を見ていいのかもしれない。そして3階の出口から出て屋外通路から西側に見える、時代に煤け、ある種の味わいすら漂わすに至った古びた市場の建物の遥かな連なりを前に、それぞれ勝負を続けてきた誰もがそうして至った人生に対する何がしかの感慨を抱かないでいられようか？ 梅小路京都西駅を渡ったホテルエミオン京都からここの入口への直通通路があるので...